総合有給休暇の取得状況「取得できている人」「全く取得できていない人」に二極化
人材サービス会社マンパワーグループ株式会社によると、夏季・冬季休暇以外の有給休暇の取得状況は、「取得できている人」、「全く取得できていない人」に二極化しているという。
2015年の有給休暇取得状況「10日」21.8%「0日」18.5%
20~59歳の勤続1年以上の正社員男女400名を対象に有給休暇の取得状況について調査したところ、2015年に夏季・冬季休暇以外の有給休暇を利用した日数は「10日」(21.8%)が最も多かった。しかし、2番目に多かったのは「0日」(18.5%)という結果になり、有給取得状況は大きく二極化していることが明らかとなった。

労働基準法改正法案では、10日以上の有給休暇が付与されている労働者に対して、企業が年5日については有給休暇を時期を定めて与える義務が盛り込まれ審議が続いている。しかし、現状では年5日の有給休暇が取得できているものは約6割にとどまっており、取得が難しい状況がうかがえる。
有給休暇が全て取得できない理由は仕事量の多さや同僚に与える負担
有給休暇が全て取得できなかった理由には、「仕事量が多いから」(男性:31.5%、女性:17%)、「他の社員に迷惑がかかるから」(男性:16.5%、女性:26.0%)などが多く挙げられているほか、休暇中に仕事を引き継げる人がいないといった業務上の問題も指摘されている。
また、職場が有給取得しづらい雰囲気であることも一因である。「上司が取得しない」、「職場の雰囲気が悪く申請しづらい」、「取得することが面倒」といった背景もある。女性では「病気や用事のために取っておきたい」という理由も多かったが、こちらも急なトラブルの際に業務に影響を与えないための配慮が根底にあると考えられている。
