リクルート系など、IT人材の転職後押し 相次ぎイベント

総合リクルート系など、IT人材の転職後押し 相次ぎイベント

求人サイト運営のリブセンス、就職情報大手のリクルートキャリア(東京・千代田)などの人材企業は、IT(情報技術)人材の転職を支援するイベントを相次いで開催する。電子商取引(EC)などの拡大で、国内各社のIT人材不足が深刻になっていることに対応。ユニークな手法も活用し、企業と人材の橋渡しをする。

リブセンスはプロ野球のドラフト会議を模した「転職ドラフト」を14日から開催する。ディー・エヌ・エー(DeNA)やサイボウズといったインターネット関連の約40社が参加。ネット上で転職希望者を募り、約300人に絞った上で、参加企業が入札する。複数企業が入札した場合は転職希望者と交渉して決める。転職者の採用で同様の試みは珍しい。

リクルートキャリアは3日、トヨタ自動車ソニーといった製造業の大手8社を集めてIT人材向けの転職イベントを開く。特にIoT(モノのインターネット化)分野に特化し、自動運転や人工知能(AI)といった先端分野の人材獲得につなげる。

3月に開いた同様のイベントで2人が内定したデンソーの人事担当者は、「自動車業界を考えていなかった転職希望者を掘り起こす狙いがある」と話す。経済産業省の推計によると、2015年時点で17万人のIT人材が不足している。