主要100社採用計画:「新卒増やす」44社 本社調査

新卒主要100社採用計画:「新卒増やす」44社 本社調査

毎日新聞社は26日、全国の主要企業100社を対象にした2016年春入社の新卒採用計画調査をまとめた。好調な業績を背景に事業拡大や海外展開などに取り組むため、16年春の新卒採用数を15年春より「増やす」と答えた企業は44社(前年31社)にのぼった。「採用増」企業が4割を超えるのは07年春入社対象の調査(46社)以来。企業の採用意欲の回復ぶりが裏付けられた。

 

調査は5月下旬から6月上旬にアンケート形式で実施した。「前年並み」と回答した41社(前年45社)でも、即戦力となる中途採用を増やすと答えた企業が多かった。「減らす」は11社(同10社)にとどまった。

学生が学業に専念できる時間を増やす目的で経団連が新たに示した指針により、今年から多くの加盟企業は会社説明会などを従来より3カ月遅い3月、面接などの選考は4カ月遅い8月開始に繰り下げた。

このスケジュール変更の影響について、32社が「マイナスの影響がある」と回答。「プラスの影響がある」としたのは2社しかなかった。「指針にとらわれない外資などから早々と内定をもらい、接触前に学生が就職活動をやめる」(サービス・通信)▽「結果的に就活が長期化」(食品)▽「夏休みの留学や(大学院生の)学会(出席)など、入社までに経験してほしいことへの参加が減る」(電機・部品)−−などの声があった。

採用枠を増やすと同時に、「給与を上げた」(26社)、「女性の出産に配慮した制度の導入」(17社)、「在宅勤務の導入・拡大」(10社)など、労働条件改善につながる社内制度を導入する企業も目立った。初任給は13社が引き上げると回答した。