都内中堅・中小の新入社員、就活「順調だった」5割 東商調べ

総合都内中堅・中小の新入社員、就活「順調だった」5割 東商調べ

東京商工会議所が1日発表した2015年度の新入社員意識調査によると、東京都内の中堅・中小企業の新入社員の50.8%が就職活動は順調だったと答えた。50%を超えたのは09年度(53.6%)以来6年ぶり。東商は「企業の景況感改善で採用が増え、学生にとっては売り手市場になっている」としている。

調査は3月31日~4月9日に東商主催の新入社員研修を受講した中堅・中小企業の新入社員を対象に実施。948人から回答を得た。

就職活動について「順調だった」(20.6%)と「ほぼ順調だった」(30.2%)を合わせて50.8%に上った。これに対し、「厳しかった」との回答は12.8%、「やや厳しかった」は34.8%だった。

08年秋のリーマン・ショックの影響で、10年度は「厳しかった」と「やや厳しかった」の合計が7割近くに達したが、その後は徐々に厳しさが緩和した。

就職活動で苦労したこと(複数回答)に関しては「自分のやりたいことがわからず悩んだ」が62.8%で最多。続いて「説明会や面接の日程・時間の調整」(43.8%)、「スーツや交通費に予想以上にお金がかかった」(43.6%)の順だった。

仕事上の不安(複数回答)については「仕事に対する自分の能力」(76.7%)や「社会人としての一般マナー」(44.1%)などが上位。「パソコンなどの情報機器の操作」(23.2%)も年々高まっており、東商は「(新入社員が)使い慣れているのはスマートフォン(スマホ)で、パソコンの統計ソフトが苦手という声は研修でも増えている」としている。