アルバイト・パート人材各社、バイト募集にひと工夫 サイト刷新など
人材関連企業が、学生の就職活動を巡ってさまざまな対応を見せている。就活でアピールできる短期のアルバイトの募集を始めた企業があるほか、アルバイトが不足している企業が多いとみて学生を募集するサイトを刷新する動きもある。就活生を採用する企業の面接担当者向けに、ネットで講座を開く例もある。
2016年卒の採用から、企業は面接などの解禁時期を従来より4カ月遅らせた。これを背景に就職活動が短期化する傾向が強まっている。
例年春先は学生アルバイトが卒業し、補充の時期を迎える。ただ、今年は就職活動に力を入れる4年生が多く、補充が進まないケースも多い。
これに対応し、求人サイト運営のディップは学生向け求人サイト「学生バイトル」をこの春リニューアルした。人気職種ランキングや学校名から求人情報を検索できる。大学の新入生を想定し、やりたい職種が決まっていない学生が仕事を探しやすくした。アルバイトに向かう学生を増やし、人手不足に悩む企業のニーズに応える。
求人情報大手のリクルートジョブズは全国の大学などで求人情報誌「タウンワーク」の新入生向けの特別号を配布している。今年は昨年に比べて編集記事を増やした。大学生を歓迎するアルバイト情報だけでなく、仕事の選び方などについて説明を厚くした。
人材サービス会社のナジック・アイ・サポート(京都市)は、3月から学生向けに短期間の営業体験アルバイトの募集を始めた。インターンシップを始めたいと考える企業に対する企画提案の営業を補助する。期間は3日間で、就活のために長期のアルバイトが難しくなっている学生も働きやすくした。
ナジック・アイ・サポートにとっては就活している学生の発想を企画や営業に生かしやすい。学生は就活の場で、企画や営業の最前線に立った経験があることをアピールできる。これまでに20人ほどの学生が就労したという。
採用コンサルティングのレジェンダ・コーポレーション(東京・新宿)はこのほど、オンライン上で企業の面接担当者向け講座を始めた。「面接官の役割」「面接の流れ」などを教える。受講者は画面上で出題される問題で理解度を確認できる。就職活動する学生が就職先企業を選択しやすい「売り手市場」となるなかで、面接担当者の資質を向上し、不適切な質問などをしないよう促している。