総合世界の「人材確保力」、日本は28位 スイスIMDが初報告
スイスの有力ビジネススクール、IMD(経営開発国際研究所)は20日、国別に優秀な人材を確保する力を数値化した報告書「世界人材リポート」を初めて発表した。日本は評価対象60カ国・地域のうち28位で、アジアではマレーシアが5位で最高。1位はスイスだった。
報告書は統計やアンケート調査23項目から各国が人材を育てたり、国外から引き寄せたりする力を評価した。個別項目では、日本は従業員訓練で3位、見習い制度が5位、勤労意欲も6位と高い評価を得た。一方、語学力は54位と低く、国際経験も59位と最下位に近かった。
アジア太平洋ではマレーシアのほかに、シンガポール(16位)やオーストラリア(19位)が上位20に入った。マレーシアは過去に比べ従業員教育の拡充や熟練労働者の増加に加え、大学教育や語学力など多くの項目が向上したとしている。
首位のスイスは特に人材を国外から引き寄せ、維持する力が強いと分析。大学教育、経営者教育、生活水準、国際経験など多くの個別項目で首位と評価されている。