リクルート、アジアの新卒採用支援 条件に合った人材紹介

新卒リクルート、アジアの新卒採用支援 条件に合った人材紹介

リクルートホールディングスはアジアで企業が求める人材を紹介する新卒学生の採用支援サービスを始める。企業が示す条件に合った人材を有名大学から探し出し、候補の学生にはリクルートの社員が面接し、適性検査も義務付ける。日本企業のアジア進出が加速するなか、幹部候補となる優秀な学生の採用を目指す企業の需要に対応する。

傘下の人材サービス会社、リクルートキャリアが出身国や大学、専攻といった企業の採用希望を聞き取り、条件に合う学生を紹介する。学生の入社が決まると、リクルートは企業から紹介料を受け取る。

これまでは東アジアを中心に大規模な合同企業説明会を通じ、紹介事業を手掛けてきた。今後は企業ごとの要望に即した個別紹介を本格化し、インドネシアやミャンマーなど東南アジア諸国連合(ASEAN)を加えたアジア全域で事業を展開する。2014年度は100社に学生を紹介する計画だ。

アジアでは学生が一斉に就職活動をする日本のような習慣はなく、「リクナビ」のような就職活動サイトもない。リクルートは各国のトップクラスの大学のサイトに募集広告を出すほか、教授から紹介も受けるなどして約1万5000人の学生の情報を集める。

優秀な学生を確保するため、企業への紹介前に自社の適性検査を受験させるほか、リクルートのコンサルタントによる面接も実施する。採用が決まった学生には日本語教育などの研修を助言するほか、就労ビザの取得も代行する。

リクルートキャリアの調査によると、14年春入社で海外の大学を卒業した外国人学生を採用した企業は全体の6.6%だった。15年の計画では13.3%となっており、多様な人材を確保するために外国人の採用に意欲を示す企業は増えている。