アルバイト・パート足りないバイト確保へ支援 人材サービス各社
人材サービス各社が顧客企業のアルバイト採用を支援する新サービスを打ち出している。リブセンスは仕事を探している人のニーズを電話で聞き出し、希望に沿った仕事を案内し始めた。リクルートジョブズは企業に採用ノウハウを助言する担当者を5倍に増やした。働き手が確保できないために一時休業に追い込まれる外食企業が出るなど、人手不足が深刻になっており、きめ細かく顧客のニーズに応える。
アルバイト求人サイトを運営するリブセンスは、仕事を探しているサイト登録者のニーズを聞き取る専門チームを発足させた。外部への業務委託も含めて約20人が登録者に電話をかけ、希望する職種や勤務地を聞き取り条件にあった仕事を案内する。
同社の2013年12月期は売上高が前の期に比べて88%増となるなど業績は急拡大しているが、求人ニーズに応えきれないケースが増えている。同社のサービスは、サイト登録者の採用が決まった段階で広告主から報酬を受け取る仕組み。きめ細かいマッチングで収益につなげる。
リクルートジョブズは、顧客企業にアルバイトの採用・定着を助言する「トレーナー」をここ1年半で5倍以上に増やした。求人広告、面接、採用連絡など段階別に採用するために気をつけるべき点をアドバイスする。たとえば採用にあたる店長などが、個人的な印象だけで採否を決めないよう統一した基準を示すといった内容だ。
同社によると、4月の三大都市圏のアルバイト・パートの平均時給は947円で、10カ月連続で前年水準を上回った。少子化に景気回復が加わり、主な担い手の20~30歳代が減っている。「それでも若者が欲しいという企業が大半」(採用コンサルティング部の平井夢宇グループマネジャー)だが、最近は時給を上げても働き手を採用できないケースが増加。このため、従来以上に手厚い支援策を強化しているのだ。
インテリジェンスは、企業に離職防止策を助言するサービスを始めた。アルバイトを含めた従業員に待遇への不満や社内研修などの評価を聞き取り、企業側に離職を防ぐ解決策を助言する。飲食チェーンなど、アルバイトがすぐに辞めてしまう事態に悩む企業の引き合いが増えているという。

