保育士月給、1万2千円引き上げ…自民提言案

総合保育士月給、1万2千円引き上げ…自民提言案

安倍政権が掲げる「1億総活躍社会」の実現を目指し、自民党が政府に示す提言案の全容がわかった。

 保育や介護の人材を確保するため、賃金を他の産業と同水準に引き上げることなどが柱だ。時間外の労働時間を「欧州諸国に遜色のない水準」に減らす改革も盛り込んだ。

 月内にも政府に提出される。提言は、匿名のブログをきっかけに待機児童問題に関心が集まっていることを受け、人材確保のために保育士の賃金を約4%(月額約1万2000円)引き上げ、経験を積んだ保育士にはさらなる上乗せを行うよう求める。介護士の賃金は月額約1万円増やし、介護離職の解消を目指す。

 安倍首相が強い意欲を示す「働き方の改革」では、週49時間以上働く労働者の割合が欧州の1割に対して日本は2割だと指摘し、過重労働に関する通報制度の創設や時間外労働を巡る規制の見直しで、長時間労働を減らすよう求める。

 提言の内容は、政府が5月末に策定する「ニッポン1億総活躍プラン」や、夏の参院選で自民党が掲げる公約に盛り込まれる見通しだ。