短時間正社員導入企業、20年までに2倍に 厚労省目標

総合短時間正社員導入企業、20年までに2倍に 厚労省目標

厚生労働省は週40時間程度働く正社員よりも1週間の所定労働時間が短い「短時間正社員」を導入する企業を増やす。導入企業の割合を2014年10月の14.8%から20年までに約2倍の29%に引き上げる数値目標を設け、企業への支援策も強める。正社員と非正規社員の二極化した状態を解消し、子育てや介護と仕事を両立しやすくする狙いだ。

短時間正社員の働く時間は1週間の所定労働時間が1日8時間・週5日勤務で週40時間程度となるフルタイム正社員に比べて少ない。しかし、期間の定めのない無期労働契約を結ぶため「正社員」とみなされる。時間当たりの基本給やボーナス、退職金などの算定方法もフルタイム正社員と原則として変わらない。

厚労省は企業が短時間正社員制度を導入しやすいよう、小売業者や飲食業者がすぐに使えるような就業規則のひな型を作る方針だ。実態調査や就業規則の規定の実例を集め、使いやすくする。

制度の導入を検討する中小企業は社会保険労務士らによる経営指導も実施する。短時間正社員制度を導入する企業向けの助成金の活用も促す考えだ。