総合他社はどれぐらい使ってる?求人メディア編。1社1職種あたりの平均出稿媒体数は1.17媒体。IT系は1.28媒体
人材業界に身を置いていることもあり、知り合いから「開発を採用したいんだけど、どんな方法がいいの?」という質問を受けることが、多くなりました。
メディア、紹介、派遣、ダイレクトリクルーティングと採用手法は色々。さらには、どんどん新しいサービスもリリースされていますが、今回はその採用手法のひとつである、求人メディア(媒体)にフォーカスしました。2015年の上半期にWEBメディアに出稿されていた求人データを分析し、どれくらいの企業がどのように使っていたのかを調査しました。
調査対象媒体 :@Type、DODA、エン転職、マイナビ転職、リクナビNEXT
調査対象データ: 2015年1月~6月の毎週1回の求人データ のべ 756,245件
1社1職種あたりの平均出稿媒体数は、1.17媒体。
2015年上半期の延べ掲載件数(※1)は、756,245件でした。また、掲載されている企業数は、37,511社(※2)となりました。日本の企業の99%以上を占めると言われる中小企業(約420万社)の数と比較すると、1%に満たない割合となっており、WEB求人メディアを利用していない企業も多く、まだまだ活用の伸びしろはありそうです。
また、1社1職種あたりの平均出稿媒体数を見てみると、1.17媒体と1媒体を上回ります。8割以上の求人は1媒体のみの出稿ではありますが、中には5媒体すべてに掲載している求人もあり、採用予定の人数や職種によって使われ方が違ってきています。
※1 延べ掲載件数は、2015年1月1日〜2015年6月30日までの間に、毎週1回求人情報を取得しその取得件数を単純合計した件数になります。
※2 企業数は、※1で取得している求人情報を企業名でユニーク処理した数になります。
やはりIT系は採用難!?平均を上回る出稿数。
続いて、職種別(※3)に出稿の状況を見てみます。やはりというべきか、IT系職種・営業系職種が大きく平均を上回っています。実際に知人などから相談を受ける場合も、開発や営業の採用に関するものが多いです。全体的に採用難の傾向が続いていますが、両職種の採用は特に難しい状況が伺えます。
一方で、技術(医薬・バイオ)や専門職は単一媒体での掲載割合が高く、媒体の特性などを活かしながらピンポイントで活用してる状況が分かります。
※3 職種については、集計用に独自の基準に基いて各媒体の職種を分類しています。
各企業1職種あたりの延べ掲載週数は、のべ4週間がボリューゾーン。
各企業が1職種あたり何週間掲載しているのかについても、調査をしました。
結果は、延べ4週間(※4)がボリュームゾーンとなっていて全体の約15%程度を占めました。 毎週掲載されている求人や非常に短期間の求人もあるため一概に4週間の掲載が標準とはいえませんが、ある程度の期間求職者の目に触れることで、応募を確保しようとする方針が見えてきます。
※4 集計用に職種を分類しているため、同様の職種で複数の求人を掲載している場合ものべでカウントされます。
まとめ
紹介や派遣、ダイレクトリクルーティングなどなど、さまざまな採用サービスがある中で、求人メディアの使われ方に注目してデータを分析しました。さまざまな採用手法の中のひとつである求人メディアひとつとっても、出稿する媒体や掲載期間など、各企業工夫をしながら活用していることが分かります。
有効求人倍率が安定して1倍を超える売り手市場の中、どのような変化が見られるのか、今後も求人メディアの使われ方について調査レポートをしていきたいと思います。
