総合下請けの優秀な現場リーダーに支給金 大林組が対象職種を拡充
大林組は下請け会社の優秀な現場リーダー「スーパー職長」を対象にした支給金制度を拡充した。足場を組み立てるとび工などの対象職種を今年度、従来の9職種から25職種に増やした。能力があり一定期間働けば収入が上がる仕組みを用意することで意欲を高め、人材不足の解消に役立てる。
スーパー職長は、大林組の現場で管理能力を発揮して3~7年働いた実績をもとに同社が認定する。一次下請け会社の現場リーダーがほとんどで、1日あたり2千円上積みする。16年以上、同社の現場に従事していれば3千円となる。
制度は2011年に始めた。今年度は鉄筋同士をつなぐ圧接工、柱を建てていく鉄骨工など16の職種を対象に追加。新たに194人をスーパー職長と認定し、全国で累計492人となった。
同社は人材育成にも注力する。来月、コンクリートを流す枠をつくる型枠工などの職業訓練校を開設。下請け会社で働く2~5年目の若い技能者を3カ月間受け入れる。
収入や訓練の面で下請け会社への支援を厚くすることで就職を促したり、技能者の意欲を高めたりする。結果として、大林組の受注体制の強化につなげる狙いだ。