IT関連企業、宮崎市への進出相次ぐ 市は創業支援

総合IT関連企業、宮崎市への進出相次ぐ 市は創業支援

宮崎市に立地するIT(情報技術)関連企業が増えている。リブセンスなど東京に本社を置く2社が7月に進出。今年度、同市に拠点の新・増設を決めたIT関連は5社と2014年度の実績に並んだ。同市は創業を支援する狙いで無料で使える事務所を新設するなど、IT関連企業の立地促進に力を入れている。さらなる誘致で雇用増を目指す。

就職情報を提供するリブセンスは初の地方拠点として宮崎市内にコールセンターを新設する。まず7人を採用し、9月から転職サポート業務を始める。16年9月までに30人に増やす予定だ。

ネット関連サービスのGMOインターネットは7月下旬に市と立地協定を結んだ。東京、大阪以外で国内初の地方拠点を宮崎市に新設。市中心部のビルに従業員7人を配置し、市場分析や営業管理などの業務を始めた。17年12月までに25人に増やす計画。

地域経済の活性化や若者のU・I・Jターンを促す狙いから、市はIT関連産業の立地に力を入れている。その一環で、ITを含む幅広い業種の創業を支援する拠点として、「創業サポート室」を開設。オフィスのフロアをパーティションで区切った約7平方メートルの部屋8つで、各部屋に電話回線やインターネット回線、Wi―Fi機能などを備えた。共用の会議室や応接室もある。

事業計画や資金計画を提出した応募者の中からまずネット関連など6事業者を選定。17日から稼働する。入居者は1年間無料で利用できる。

市はIT関連企業との連携も進める。市内のIT関連23社は6月、人材の確保・育成などに連携して取り組むため「ミヤザキアイティープラス」という組織を共同で立ち上げた。市はこうした企業の動きを商工会議所などとともにサポートすることで、IT関連企業の集積を進める考えだ。

市によると、14年度末時点でIT関連企業の立地は39社。09年度比で2.2倍になり、雇用は約2700人と600人増えた。今後、立地を促すことで10年以内にさらに3千人の雇用増を目指している。