新卒新卒採用本番までに内定率約6割 民間調査、外資など先行
リクルートキャリア(東京・千代田)が12日発表した2016年春卒業予定の学生の就職内定率は、8月1日時点で前月比14.8ポイント増の64.4%(速報値)だった。一方、マイナビ(東京・千代田)が同日発表した7月末時点の内定率は前月比12.8ポイント増の57.0%。経団連が今年から就職選考の開始時期とした8月1日までに、約6割の学生が内定を得たかたちだ。
リクルートキャリアが調べた内定率は前年の同じ時期と比べると13.8ポイント低かったが、15年春卒の学生で選考が開始された4月1日時点と比べると45.9ポイント高い。経団連の新指針に縛られない非加盟の中小・外資企業などから先に内定を得ているためとみられる。
マイナビの7月末時点の調査結果によると、平均内定保有社数は1人当たり1.8社で、前月と比べると0.2社増えた。7月に入って複数の会社から内定を得る学生が増えていることを示している。就職活動を終える学生は全体の22.9%に上った。
内定を得ている学生に聞いた「現時点で入社意思の最も高い企業」は、金融が前月比3.2ポイント増の8.4%と伸びた。製造は1.5ポイント増の33.6%、サービス・インフラは1.6ポイント減の26.6%だった。マイナビは「8月選考開始の指針を守る傾向の強い金融でも、7月末までに一部の企業で内定を出し始めた」と指摘している。