新卒大卒採用16%増 15年春、6年ぶり10万人超
日本経済新聞社は19日、2015年春の採用計画調査(最終集計)をまとめた。大卒は全体で14年春の実績比16.6%増の11万1505人と6年ぶりに10万人を突破。旺盛な採用が続く小売りや建設などの非製造業は18.5%増と4年連続で2ケタ伸びた。人手不足が今後より強まるとの見方から、既に実質的な内定を出した企業も多く、採用活動は過熱している。
大卒採用数は調査に回答した、上場企業と有力な非上場企業1962社の合計。非製造業は全24業種で14年春の実績を上回った。百貨店・スーパー(21.9%)、コンビニなどその他小売り(22.8%)の伸びが高い。
イオングループは国内外の出店増で最多の約2200人(25.7%増)を見込む。セブン&アイ・ホールディングスも約900人と高水準の採用を続ける。
建設では鹿島が62.8%増の184人、大成建設は26.1%増の275人を計画する。復興需要による足元の人手不足は「中途採用でまかなう」(大成建設)方針。新卒採用は中長期的な事業拡大に向けて増やす。
製造業は12.9%増と3年ぶりに2ケタ伸び、鉄鋼や電機など17業種が14年春を上回った。
自動車ではエコカー開発などのため、日産自動車が23.5%増、ホンダが11.7%増を見込む。部品でもアイシン精機が13.0%増の235人、日本特殊陶業が27.6%増の97人を計画する。
来春入社の採用活動は1日に面接などの選考が解禁されたばかりだが、内定を早めに出し優秀な学生を囲い込もうとする企業が目立つ。
