製造業の大卒採用12%増 本社調査、2年連続2桁伸び

新卒製造業の大卒採用12%増 本社調査、2年連続2桁伸び

日本経済新聞社は26日、2016年春の採用計画調査(最終集計)をまとめた。製造業の大卒採用が15年春の実績比12.3%増と、2年連続で2桁の伸びとなった。非製造業でも積極採用が続いている。業種を問わず新卒の人材獲得競争が厳しさを増しそうだ。

2016年春の新卒採用計画(増減率は前年度比%、▲は減)
採用確定社数 採用予定人数 2016年春増減率 2015年春増減率
〈総合計〉 1,690 151,056 12.3 19.4
大卒計 1,682 101,398 14.6 16.6
文科系 794 16,359 8.6 13.2
理工系 786 27,048 18.2 17.2
短大・専門学校・高専卒計 1,448 7,427 19.0 27.7
文科系 1,319 651 ▲10.0 36.2
理工系 1,309 2,957 29.2 27.9
高卒計 1,743 18,921 14.3 11.6

(注)合計と内訳の人数、増減率が一致しないのは採用分類が異なる企業があるため

 

大卒採用数は調査に回答した上場企業と有力な非上場企業1682社の計画を合計した。大卒採用数は2年連続で10万人を超えた。

製造業では19業種中18業種が15年春の実績を上回った。電機や機械、鉄鋼などが2桁増となった。製造業が積極採用に踏み切ることで、理工系は18.2%増と前年の伸び(17.2%)を上回った。

大卒採用数は電機では三菱電機が7%増の910人を計画する。自動車関連ではトヨタ自動車が5%増の705人とし、デンソーも9%増の350人を予定し、高い水準を維持している。非製造業でも建設や百貨店・スーパー、陸運などが2桁増の積極採用を続ける。