中途東京・世田谷区、区西部に就職支援拠点 ハローワークと連携
東京都世田谷区は生活困窮者の就職支援を強化する。27日、区西部の砧総合支所に「就職サポートコーナーきぬた」を立ち上げる。区内にはハローワークがなかったが、昨秋東部に開設した「三軒茶屋就労支援センター」と合わせ、就労相談へのアクセスを改善する。4月には区内全域の生活困窮者の自立支援にあたる拠点を設ける予定だ。
就職サポートコーナーきぬたは、小田急線の成城学園前駅に近い砧総合支所に設ける。生活保護の相談にあたる生活支援課の中に専用のコーナーを用意。「生活保護の相談に来た人が、その場で就労対策に臨めるようにする」(地域福祉課)
就職支援では国が運営するハローワークから職員を派遣してもらい相談に対応する。対象は区内5カ所の総合支所にある生活支援課に相談に訪れた区民で予約制とする。
これに先立ち、昨秋に東急三軒茶屋駅に近い世田谷産業プラザに「三軒茶屋就労支援センター」を開設。今月20日には施設内にハローワーク渋谷の職業紹介窓口をオープンする予定だ。
就職相談とともに福祉業務も拡充する。4月には三軒茶屋で民間の施設を借り上げ「生活困窮者自立相談支援センター」(仮称)を新設する予定だ。社会福祉法人や就労支援関連のサービスを手がける民間業者に事業を委託。家計相談や助成制度の紹介にあたるだけでなく、必要に応じて職員が三軒茶屋就労支援センターなど就職支援施設にも同行する。
世田谷区によると、区内の生活保護受給者は2013年3月時点で約1万人。リーマン・ショック前の08年3月から1.6倍に増えている。