三大都市圏バイト時給、0.7%高 フード系けん引

アルバイト・パート三大都市圏バイト時給、0.7%高 フード系けん引

アルバイト・パートの時給の上昇が続いている。求人情報大手のリクルートジョブズが20日発表した9月の募集時平均時給は、三大都市圏(首都圏・東海・関西)で前年同月比0.7%高い956円だった。15カ月連続で前年同月を上回った。人手不足感が強まっており飲食店が高めの時給で募集している。

求人件数の約3割をしめる飲食店従業員などフード系は前年同月比1.0%高い。関西では1.5%上昇した。年末商戦に向けた求人が始まっており、大手チェーン店が地方店舗の従業員を募集しているという。「採用人数を増やしている企業も出ている」(求人サービスのディップ)

一方で、専門店の販売職や製造・物流・清掃職は上昇が小幅になっている。リクルートジョブズのまとめでは、販売・サービス職の時給は前年同月比0.2%の上昇にとどまった。インテリジェンスのまとめでも販売職の時給は8カ月連続で前年同月を下回っている。「年末商戦向けの求人が伸び悩んでいる」(インテリジェンス)との指摘もある。

景気の先行き不透明感が強まっていることから、足元の利益水準では一段の時給引き上げは難しい企業も出てきた。各社は募集対象の拡大や既存従業員の退職防止に注力している。