東京都、都立公園に保育所 待機児童解消へ駐車場など活用

女性雇用東京都、都立公園に保育所 待機児童解消へ駐車場など活用

東京都は都立公園に保育所を整備する方針だ。地価の高い都内では施設用地の確保が難しいため、公園を有効活用する。今後10年の都政の指針として年内にまとめる「長期ビジョン」(仮称)に盛り込み、具体的な開発手法の検討に着手する。保育所に入れない待機児童の解消に向けた新たな施策とする。

現在、都立公園は81カ所ある。緑地は事実上、手を入れることが難しいため、駐車場などを使えないか検討する。例えば用地を立体活用することで、駐車台数を減らさずに新たなスペースを確保できるとみている。

原則として福祉施設の建設を認めていない都市公園法などの規制緩和も国に働きかける。都立だけでなく、都内に約7800カ所ある区市町村立の公園にも共通して導入可能な仕組みづくりを目指す。

2014年4月時点で都内の待機児童は前年比555人増の8672人と過去最多を更新した。都は17年度末までに解消する目標を打ち出している。通常の公有地や民有地の活用を促す助成制度の拡大に加え、用地の確保へ公園にも目を向ける。舛添要一知事は「ハードルはあるが、公園の規制緩和をして保育所や老人施設を入れるなど色々やり得る」と話す。

公園の活用を巡っては横浜市が「アメリカ山公園」に保育所や学童クラブを開業したケースがある。4階建ての建物を都市公園法が認める体験学習施設としてつくり、その一部に保育所を導入している。