7月の完全失業率は3.8%に上昇、労働市場参入の動き続く

総合7月の完全失業率は3.8%に上昇、労働市場参入の動き続く

総務省が29日発表した7月の完全失業率(季節調整値)は3.8%となった。7月の3.7%から小幅上昇したが、人手不足感の強まりになどに伴って女性を中心に労働市場に参入する動きが続いていることが背景とみられており、総務省では「雇用情勢は持ち直しの動きが続いている」と判断している。

厚生労働省が発表した7月の有効求人倍率(季節調整値)は前月から横ばいの1.10倍だった。

完全失業率は、ロイターの事前予測調査で3.7%が予想されていた。7月の季節調整値でみた就業者数は前月比6万人減の6353万人。このうち雇用者は同18万人増と3カ月連続で増加し、5613万人となった。一方、完全失業者は248万人と前月から4万人増えたが、新たに職探しを始めた人が同5万人増の78万人と4カ月連続で増加した。

総務省では、7月調査について「景気回復によって人手不足感が強まり、女性を中心に労働市場に参入する動きが続いている」としており、雇用情勢は持ち直しが続いているとみている。

求職理由をみると、「収入を得る必要性が生じたから」との回答が前年比で4万人増となっており、4月の消費税率引き上げに伴う家計の負担増を反映している可能性もある。

また、7月の非正規職員・従業員の割合は37.0%となり、6月の36.8%から上昇したている

<有効求人倍率1.10倍、20カ月ぶりに足踏み>

有効求人倍率はロイターの事前予測調査で1.10倍が見込まれており、結果はこれと同水準だった。2012年12月以降、19カ月連続で改善していたが、20カ月ぶりに横ばいとなった。

有効求人数は前月比0.5%減で、有効求職者数は同0.9%減。新規求人倍率は1.66倍で前月から0.01ポイント低下した。