総合「賃金」「やりがい」「安定」働いてみたい職場の条件は?
職場でのいじめや、残業代不払い等の労働問題が深刻な問題となっている。また、日本は急激な高齢化少子化時代を迎えている。出生率が減り人口が減っていくと、社会のあり方、職場のあり方そのものが変わってきてしまう。そして、人口が減るということは国を支えている労働力がそのまま減ってしまうことにもつながる。
「理想の職場」とはどんな職場なのか? 日本法規情報株式会社は、同社が運営する以下のサイト『法律事務所検索サポート』『弁護士事務所検索サポート』『法律問題・法律手続き・法律相談サポート』『司法書士事務所検索サポート』『行政書士事務所検索サポート』の運用情報やユーザーへのアンケートを元に、職場環境に関する意識調査を行ない「職場環境の実態」について発表した。
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| あなたにとって理想の職場とは? |
◆「賃金が高い職場が理想」と考える人は12.8%にとどまる。「残業が少ない」「子育てとの両立」「有給休暇がとりやすい」等、プライベート重視する人が大部分を占める
「理想の職場」とはどんな職場かについてアンケート調査の結果、最も多かったのが「人間関係が良い職場」で16.1%だった。続いて「良い同僚・上司に会える」が16.1%、「賃金が高い」が12.8%、「やりがいのある仕事が出来る」が12.5%、「有給休暇がとりやすい」が10.9%、「自分自身のキャリアアップをはかれる」が7.5%、「子育てと両立しやすい」が7.2%、「プライベートを生かせる」が5.9%、「残業がない」が4.5%、「人との出会いがある」が4.4%という結果となった。
◆「働いてみたい企業」第一位は「タニタ」という結果に
「あなたが働いてみたい企業について」のアンケート調査の結果、第一位は「タニタ」で20.6%で、「オリエンタルランド」が13.4%、「グーグル」が13.1%という結果となった。
※働きたい企業についての調査法
2013年3月~2014年3月に発表された社会人が選ぶ“働きたい企業ランキングのうち、上位10位に常に入っている企業をピックアップし、アンケート選択項目として例示し、選択企業については単一回答とした(例示した企業名:グーグル・トヨタ自動車・ソニー・オリエンタルランド・楽天・資生堂・本田技研工業(Honda)・全日本空輸(ANA)・リクルートホールディングス・武田薬品工業・電通・タニタ・任天堂・東日本旅客鉄道(JR東日本)・サントリーホールディングス・三菱商事・花王・アップルジャパン)
◆「賃金」より重視するのは「やりがい」「安定」を選ぶ人が過半数を超える
「上記企業で働きたい理由」についてアンケート調査については、「やりがいのある仕事が出来そうだから」と考えている人が最も多く31.5%と半数近くを占める結果となった。続いて「将来的に安定しているから」が20.8%、「有名だから」が12.9%、「賃金が高そうだから」が12.8%、「キャリアアップ出来そうだから」が9.6%、「子育てとの両立が出来そうだから」が7.8%、「尊敬する人が働いているから」が3.0%、「海外支店があるから」が1.5%という結果となった。
今回のアンケート調査から、賃金、キャリアアップを求めるより「将来的な安定」「やりがい」等を職場環境として求める傾向が強いことがわかった。とはいうものの「現在の職場は理想の職場とは程遠い」「残業代は出ない」「子育てとの両立は雰囲気的に認められない」という声も多数、見受けられた。
職場環境の人間関係や、過酷な残業強要等は、結果的に休職、退社に追い込まれるケースも多々あり社会問題となっている。けれども現実的には企業側に改善を求めても、これを受けて労働環境を改善しようと努力する企業はまだまだ少ないのが実情だ。また、モラル・ハラスメント、パワー・ハラスメントといった職場のいじめ問題も深刻になっている。
まずは、企業側に福利厚生の改善、職場環境を充実させる努力が必要なのは言うまでもないが、個人の立場で要望を通すのはなかなか厳しいのが現実。自分が理想とする職場に出会えることが出来れば言うことはないが、万が一法律違反ではと考えるケースがあれば、弁護士等の法律家に介入してもらい、相手や雇用主との交渉を行ってもらうなど法的措置で解決出来るケースがある。まずは最寄りの法律家に相談してみてはいかがだろう。
