上昇続く企業の採用費、17年春採用は46万円

新卒上昇続く企業の採用費、17年春採用は46万円

企業が1人の新卒者を採用する際の平均費用が上昇している。就職情報サイトのマイナビ(東京・千代田)によると、2017年春に卒業した学生の採用費は前年に比べて2千円増の46万1千円だった。2年連続で増加した。企業が積極採用に踏み切るなか、売り手市場が鮮明で企業の負担も増す。だが内訳をみると置かれた状況で異なるようだ。

採用費は新卒向けの広告費や入社案内の作成費、セミナー運営費などの合計。1人当たりの平均費用は非上場企業が1万1千円増の46万7千円だった。一方、上場企業は5万5千円減の42万3千円。業種別では製造業が2万7千円増の51万2千円、非製造業は1万3千円減の43万2千円だった。

景気回復や人手不足で売り手市場が続くなか、学生の大手志向が強まる。知名度の高い上場企業の方が学生を集めやすかったとみられる。非上場企業の平均の方が高く、新卒採用で上場企業より多くの費用を投じなければならない状況が浮かび上がる。

調査は新卒採用実績のある国内企業8000社を対象に実施。2572社から回答を得た。