総合埼玉トヨペット、70歳まで継続雇用の新制度
埼玉トヨペット(さいたま市)は70歳まで継続して雇用する新制度を導入する。定年年齢を社員が選べる仕組みも取り入れる。大量採用世代が相次いで定年時期を迎える中、整備や営業の技能やノウハウを若手社員に継承する。10月から実施する予定だ。
現在は65歳まで継続雇用しているが、5月に全社員にアンケート調査を行ったところ「70歳まで働きたい」との回答が6割に達したことから、新たな制度が必要と判断した。社員自身が定年の年齢を60歳もしくは65歳で選び、最長で70歳まで働ける仕組みにする。
平沼一幸社長は「人件費の増額は課題だが、ベテランの技術を若手社員に引き継ぐことを重視した」と説明する。70歳まで働ける制度を設け、従業員の士気を高める狙いもある。3年後と8年後に再度、全社員にアンケートを行い、経済情勢などの変化を踏まえた制度見直しを行う。
高齢者の継続雇用を巡っては、2013年4月施行の改正高年齢者雇用安定法で、希望者全員を65歳まで雇用することが原則となった。少子化で若者が減る中、人材確保の観点からベテランの雇用継続を拡充する動きも広がっている。