総合リクルート、基幹業務に時短社員 成果など反映し昇給も
リクルートホールディングス(HD)は10月から、本社の人事や新規事業企画といった基幹部門で、働ける日時が限られる人を採用する。グループ9社の20~25の職種で通常の業務を細分化し、1日5時間や週3日という働き方ができる業務を設け募集する。キャリアアップや成果などを反映した昇給も検討する。
大企業が間接部門でフルタイム以外の働き方を設けるのは珍しい。まずは20日から労務や広報、統計解析などの業務で、専門知識や資格、実務経験がある人を30人募集する。一部の業務は出社しなくてもいいテレワークを可能にする。
当面は派遣社員やアルバイトという就業形態となるが、専門性に見合った報酬を支払う。給与は正社員の給与を参考にする。成果や課題などの評価や検証する仕組みも整えるなどして、一般的な派遣社員とは異なる扱いにする。
子育てや介護、健康面で働きたいが働けない人は全国に300万人以上いるとみられる。経験や能力があり復職を希望しても、専門性の高い仕事はフルタイムの場合が多く希望の仕事につけないことも多い。
企業にとっても短時間勤務用の業務を作ることは、現在の業務を見直すことにつながる。長時間労働の是正につながる期待もある。
リクルートは他企業とも連動し、短時間勤務の普及につなげる。限られた時間でも専門性を生かした働き方を「ZIP WORK」と名付け、今後賛同する企業を募る。自社の導入後の効果を検証しながら、グループの派遣会社が持つ評価や成果の確認といったノウハウも提供する。