3割超の学生が「ブラック企業でも場合によっては受ける

新卒, 総合3割超の学生が「ブラック企業でも場合によっては受ける

株式会社ディスコは、2015年3月卒業予定の全国の大学3年生(理系は大学院修士課程1年生含む)を対象に、就職活動状況に関する調査を行なったところ、ブラック企業でも「場合によっては受ける」が3割を超えたことがわかった。

■就活開始前に引き続き「楽になる」との見方が6割強

昨年11月に実施した第1回調査に引き続き、就職戦線の見方(自分たちの就職戦線が1学年上の先輩たちに比べてどのようになると見ているのか)を尋ねたところ、「非常に厳しい」「やや厳しい」の合計、つまり、より厳しくなると見ている人は39.1%と4割弱でした。前年同期調査では66.2%と6割と超えていたので、厳しいとの見方は急激に緩和されている。逆に、「やや楽」が33.4%から60.1%へと2倍近くに増え、慎重派と楽観派の割合がほぼ逆転した。

■エントリー社数は一人あたり平均48.0社。エントリーシートを提出した学生は一人あたり平均3.5社

一人あたりのエントリー社数の平均は48.0社で(前年同期49.5社)だった。セミナー・会社説明会の平均参加社数は25.4社で、企業単独開催、合同開催への参加がやや減ったものの、学内開催への参加が増え、学内開催セミナーへの一人あたりの来場社数の平均は9.2社(前年同期8.5社)。企業にエントリーシートを提出した学生の平均は3.5社で、前年の4.3社を0.8社下回っている。

■就職先企業を選ぶ際に労働条件を重視する傾向が増加

就職先企業を選ぶ際に重視する点を5つまで選んでもらったところ、最も多いのが「将来性がある」で39.4%(前年同期41.8%)と約4割。次いで「仕事内容が魅力的」34.8%(前年同期37.8%)が続いた。上位項目は前年と順位の変動はありませんが、軒並みポイントが減少している。逆にポイントが上がったのは、「給与・待遇が良い」「休日・休暇が多い」「希望の勤務地で働ける」といった労働条件に関連する項目で、安心して働ける環境をより求める傾向がうかがえる。景気の上向き感などから来る志向の変化と見てとれる。

■ブラック企業でも「場合によっては受ける」が3割超

どんな企業をブラック企業と思うかを尋ねると、あてはまるものをいくつでも選んでもらったところ、「残業代が支払われない」が75.0%で最も多く、「労働条件が過酷である」65.0%、「離職率が高い」58.0%などと続いた。また、最も嫌だと思うことを1つだけ挙げてもらうと、「残業代が支払われない」(20.6%)、「成果を出さないと精神的に追い込まれる」(15.3%)、「労働条件が過酷である」(14.8%)がトップ3となった。自分が「ブラック企業」だと思う企業の就職試験を受けるかどうか尋ねたところ、「他の企業と同じように受ける」との回答は5.3%で、「場合によっては受ける」は32.2%と3人に1人の割合だった。ブラック企業でも「受ける」と回答した人の理由として多いのは、「どこにも就職できないよりはまし」や「面接の練習になる」といった意見だった。