総合3人に1人が非正規雇用 10年前から2割増
雇用の不安定な非正規労働者は増え続けている。総務省労働力調査によると、2015年の非正規雇用者数は1980万人で、10年前の05年に比べ2割増えた。雇用者全体に占める割合も37.5%と、3人に1人以上に高まっている。
増加の背景の一つが04年の改正労働者派遣法の施行だ。製造現場への派遣が解禁され、派遣労働者が増えた。正社員に比べると賃金が低く、景況などに応じて人数を調整しやすい非正規社員の採用を企業が積極化したこともある。
日本労働組合総連合会(連合)非正規労働センターによると、15年の非正規雇用者の相談件数は約1万6千件。10年前の約6800件から大幅に増えた。賃金不払いや雇い止めのほか、近年は職場でのいじめ、いやがらせなどパワーハラスメントに関する相談も目立つという。