ユニー、パート募集を本部一元管理 人手不足で円滑採用

総合ユニー、パート募集を本部一元管理 人手不足で円滑採用

ユニーは全国に約200店あるスーパーのパート採用の募集業務を、7月中旬から本部で一元管理する。これまで店舗ごとに募集を任せていたのを、本部管轄のコールセンターで求職の受け付けや面接日の調整などを一括で行う。求職者を確実に取り込むほか、全店の求人や採用動向を把握できるようになる。人手不足が慢性化する中で、必要な人材を確保しやすい体制を整える。

全国に216店(20日時点)あるスーパーの「アピタ」や「ピアゴ」が対象。ユニーは約2万3000人のパート従業員を抱え、このうち毎年4000人程度を新規に採用している。

本部が管理するコールセンターでは、各店舗から人手不足の状況や採用面接で対応できる時間帯などを事前に聞き取っておく。求職者からの問い合わせにも対応し、採用面接の時間などを調整する。実際の面接は各店舗で行う。

これまでは各店舗で個別に採用活動して、求職者からの電話にも店舗のスタッフらで対応してきた。店長など採用担当者が不在の場合、改めて面接日程を連絡することもあった。その間に求職者が就業意欲を失ったり、同業の他店舗などで採用が決まったりすることも珍しくなく、円滑な人材確保を妨げる一因となっていた。

一元化により全国の求人や採用の動向を本部で把握できるようになる。不足感の強い職種や地域では、時給を引き上げるなど採用条件を機動的に見直すことも可能になり、必要な人手を確保しやすくなる。

すでに愛知県の三河地域にある約20店舗でパート採用の窓口業務を一元化してみたところ、大きな混乱はなかったため全国展開に踏み切る。パート募集の専用ホームページを制作するなど、ネットでの情報発信も強化する。

ユニーの親会社のユニーグループ・ホールディングスは9月にファミリーマートと経営統合することが決まっており、ユニーの手掛けるスーパー事業の再建が課題の1つとなっている。パートの採用業務を見直すことで、店長らが本業の店舗運営などに専念できる効果も期待できる。