新卒企業の来春採用の面接スタート 去年より2か月早く
大手企業では、来年春に卒業予定の大学生らを対象にした採用面接が、経団連の指針に基づいて1日に解禁され、学生の就職活動はヤマ場を迎えています。
ことしの大手企業の採用面接は、経団連の指針で去年より2か月前倒しされて1日に解禁となり、東京都内でも早速、リクルートスーツ姿の学生が企業の面接に臨んでいます。
このうち大手商社の「丸紅」では、東京・千代田区の会場で総合職の面接が行われ、学生が自分の長所をアピールしたり志望動機などを説明したりしていました。
また、同じく1日から採用面接が行われている「三菱商事」は、大学での授業と面接が集中する時期が重なるため、平日の夕方以降に面接を行うほか、一連の熊本地震の被災地の学生などを対象に来月にも改めて選考を行うということです。
ことしは人手不足が続くなか、企業の採用意欲が高いうえ、面接の解禁時期も早まったことから、学生の就職活動は「短期決戦」になるとも言われていて、今月から来月にかけてヤマ場となりそうです。
三菱商事人事部の下村大介採用チームリーダーは「企業にとってもスピードが重要になる。IT技術を活用して面接のデータの収集や分析をすることで、内々定までの意思決定の時間を従来の半分以下にしたい」と話しています。
「短期決戦」学生は
来年春に卒業予定の大学生らを対象にした大手企業の採用面接が始まる1日、面接に向かう学生からは期待や緊張の声が聞かれました。
このうち都内の大学の22歳の女子学生は「やれることはやってきたので、ありのままで臨みたい。わくわくしています」と話していました。仙台から来た24歳の男子学生は「緊張しています。2か月前倒しになって、短期決戦で忙しいですが、頑張っていきたい」と意気込んでいました。都内の大学の21歳の女子学生は「面接の解禁が早まっても、やることは変わらないので、内定を頂けるように頑張るだけです」と話していました。
大手商社の面接を受けた女子学生は「会社説明会の解禁から1日も休みがなく説明会を受けているので、体力的にはハードです。すでに内定をもらった会社もありますが、きょうから面接が始まる大手企業も含めて、自分が将来やりたい仕事に近い会社を選びたいです」と話していました。また、男子学生は「短期決戦なので、限られた時間で情報を整理して優先順位をつけるのが大変です。きょうからスタートで緊張はしていますが、これから始まる選考の中で感触を確かめていきたいです」と話していました。