女性雇用長時間労働が前提で有休が取りにくい会社は、女性にフラれやすい?
株式会社Shiftの研究機関である「これからの転職。研究所」は、首都圏に勤務するキャリア女性(27才~33才)に対し、『働きたくない会社の条件』についてアンケートを実施した(有効回答数200件)。調査の結果、「長時間労働前提の会社」「有給休暇が取りにくい」会社に勤めている女性はフラれやすいことが判明。「社員のことを考えていれば制度に表れる」と鋭い意見も聞かれた。これからは「労働時間の柔軟さ」が必須条件として求められる時代になりそうだ。
■「長時間労働前提の会社」「有給休暇を取りにくい」会社はフラれやすい
27~33歳の独身キャリア女性200名にアンケートを実施したところ、「働きたくない会社の条件」では、「平均年収が低い」がトップとなった。下のグラフに表した2位以下は「平均残業時間が多い」「有給休暇を取りにくい」など生産性や効率を軽視する長時間労働を前提とした文化や、「評価に男女差を感じる」といった公平さを欠き、性別による役割意識を感じる条件に票が集まった。
■「社員のことを考えていれば制度に表れる」と鋭い意見も
同アンケートでは、「働き続けたい会社の条件」も集計。 育児勤務や時短勤務を重視した人からは「出産後のサポートがしっかりしている企業は社員のことを考えていると思う」というコメントも。整った制度は会社の姿勢を判断する材料になるととらえる向きが目立った。また、男女で不公平な評価や長時間労働に対する懸念の声も見られた。
■これからは「労働時間の柔軟さ」が必須条件として求められる時代に
女性の転職市場に詳しい「これからの転職。研究所」代表の水澤直人氏は、アンケート結果について次のように分析する。
「現代は多くのマーケットが成熟し、成果が労働時間や行動量ではなく、発想力、能力に比例する時代です。能力のある優秀な女性社員に活躍してもらうには長時間労働を前提とした組織風土ではなく、労働時間を柔軟に調整できる制度や風土を企業として最低限備えるべきでしょう。優秀な女性社員を定着させ、なおかつ企業として持続的に成長し続けるためには、短時間でも成果を出せる考え方や価値観、スキルなどを組織全体に浸透させることが大切です。さらに、労働時間の長さや『頑張っている』といった印象ではなく、成果や生産性で男女分け隔てなく公平に評価することが重要です。
アンケート結果で上位だった『平均残業時間が多い』、『有給休暇を取りにくい』などは、『これからの転職。』利用者からも頻繁に聞かれる転職理由です。また、いまだに『評価に男女差を感じる』という声も少なくありません。現在の職場でそのような悩みを抱えている女性は、冷静に転職・異動・残留を考えて動いた方が良いでしょう。その際には、外からでは見えない企業の女性活躍に対する姿勢や制度をしっかり見極めるため、第三者機関である転職エージェントを上手に利用してもらいたいと思います」
【調査概要】
調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
有効回答者数:200名
調査実施日:2016年4月11日から4月18日まで
調査対象者:年齢:27歳~33歳、性別:女性、未婚、東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県に勤務する会社員(営業系、企画系、事務系、技術系等)