新卒SNSを使い倒して自分を売り込む就活生「背水の陣」
卒業式が終わり、大学のキャンパスは春休み真っただ中だが、就職活動支援部門は休みもなく、通常どおり業務を行っている。
学内での合同企業説明会は一段落したものの、履歴書・エントリーシートの添削講座や、面接対策セミナーなど、3年生向け就活支援イベントを開催しているからだ。学外の合同説明会や、個別企業の面談(実質的な面接選考)などもあり、就活生たちはその合間を縫って、報告と相談のため大学にやってくる。
なかには「さっき5次面接を受けてきました。でも、内定をもらってもお世話になるかどうか、迷っているんです」という学生もいる。こういう場合は対応が難しい。
指導教員にはLINEで就活相談
そんななか、大手経済新聞が2017年卒を対象とした主要企業の採用計画を紙面で特集した。多くの企業は実は採用予定数を正式には発表していない。ホームページの採用のところに「若干名」とあるのは、具体的に何人くらいなのか。前年(16年卒)実績に比べて多いのか少ないのか。大学としても情報収集が難しい分野だけに、このような特集は大変ありがたい。
相談に来た学生が応募している企業をこの特集でみつけると、その数字を見ながら就活の「作戦会議」を開くこともある。

ところで、最近の就活生はSNSをかなり活用している。応募企業の社長がFacebookをやっていることがわかれば、ちゃっかり「友達」申請をする。逆に、自分たちの日常の生活を知られてしまうリスクもあるが、どちらかといえば、自分を売り込むことに一生懸命だ。Twitterも同様である。
また、ゼミの指導教員との間で、LINEを使って就活相談をする学生もいる。教員の側が、学生との距離が近くならないように配慮しても、いまの学生はあまり気にしない。同じように大学の就活支援担当職員に対してもSNSを使って気軽に相談を持ちかけてくる。これに対応するようになると、早朝や深夜に質問が飛び込んでくることもあり、業務はさらに多忙になる。
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キャリアセンターは、大学生の就職活動を支援する学内組織です。キャリアセンターのベテラン職員が、学生の悩みや就活戦線の動きをつづります。このコラムは随時、掲載します。