転職成功!その影に「転職消費」の落とし穴 転職者数は年々増え、年間298万人に!「転職消費」も活況

総合転職成功!その影に「転職消費」の落とし穴 転職者数は年々増え、年間298万人に!「転職消費」も活況

総務省の公表した調査結果によると、2015年の転職者数は前年より8万人増加し、298万人になりました(※)。周りを見回しても、身近な人で転職を経験している人が増えてきているのではないでしょうか?

転職前後にお金を使うことを、「転職消費」といいます。人手不足による派遣やバイト時給単価の高止まりや転職者数の増加などで、転職者による消費金額も年々大きくなっているようです。転職が上手くいったということで、気分的にも、財布の紐が緩みがちなのかもしれません。では、どのようなモノ・コトにお金が使われているのでしょう。

転職前後のご褒美消費、退職金のムダ使いにご注意を

真っ先に思い浮かぶこととして、仕事環境を整えるもの(スーツなどの衣類やパソコンなどIT機器の購入、新しい職場にアクセスしやすい場所への引越しなど)や、キャリアアップに向けた自己投資(資格取得講座や語学レッスンの受講など)が挙げられます。

それ以外にも、仕事をしている間は有給休暇がなかなか取得できなかった人が、退職前の有給消化期間を使い海外旅行に出かけるなど、自分へのご褒美消費もよくあります。ある程度の「転職消費」は、気分転換にやむを得ない必要経費と言えるかもしれません。

だた、後段で述べるように、実際は転職前後で生活パターンが変わりがちなので、手元のお金を減らしすぎると転職後にお金のトラブルに見舞われる可能性が大です!できることなら、転職活動をはじめる前に「転職の前後で使える予算は○○万円まで!」と枠を設定するとよいでしょう。予算があれば、セールやアウトレットなどを利用して予算内に納めようという心理も働きます。また、転職関連の買い物はなるべく現金で払いましょう。買った日と口座から実際にお金が引き落とされる日がずれるクレジット払いは、転職後の家計トラブルの要因のひとつだからです。

転職後の収入の見込み違い、思わぬ支出に備えよう

転職を決める際に、入社後の業務内容だけでなく、給与など自身の待遇も確認しているとは思います。しかし、短い面談の中では、細かな規則まで説明を受けることは難しいでしょう。そこで起こりがちなこととして、新給与の満額が勤め始めた月から支払われると思っていたのに、給与の締め日の関係で、転職後の初月給が満額の1/2程度しか支給されないことがあります。収入の思い違いに加えて、転職活動中に使ったクレジットカードの請求が重なる、通勤定期が出るまで交通費がかかるなど、想定以上に支出が増える可能性もあります。

転職後の仕事にばかり目が向きがちですが、転職して変わるのは会社ばかりではありません。残業が大幅に増えて外食が増えるなど生活パターンも変わりやすく、その結果、転職後の支出見通しは立て難い傾向にあります。新しい仕事や暮らしに慣れるまで、臨時支出などにも備えておきたいところ。退職金がもらえたとしても財布の紐は緩めず、緊急予備資金化しておくのがおすすめです。

まとめ

転職後の数カ月は、生活スタイルも家計収支も大きく変化します。最初でつまずかないためにも、転職直前でのクレジットカードでの買い物や高額出費は抑えるようにしましょう。また、退職金はなるべく手をつけず、転ばぬ先の杖として手元に残しておくよう心がけてください。新たな仕事に集中して取り組むためにも、せめてお金の悩みはかかえないよう「転職消費」の落とし穴にはご注意を!