転職すれば本当に給料はアップする?中途採用で年収が上がる転職・下がる転職の特徴

中途転職すれば本当に給料はアップする?中途採用で年収が上がる転職・下がる転職の特徴

転職を考えている方の中には、中途採用された場合自分の平均年収が上がるのか、下がるのかを心配されている方も少なくないでしょう。ここでは、中途採用では平均年収がアップする? それともダウンする? 平均年収がダウンしやすい転職とは、平均年収がアップしやすい転職とは……などさまざまな疑問をとりあげて、転職した際の平均年収がどうなるのかを説明します。

■中途採用では平均年収がアップする?それともダウンする?

転職した場合の転職者の平均年収はアップするケースもあれば、ダウンするケースもともに多くみられ、全体としてはダウンするほうがやや多いかもしれません。転職者の平均年収がダウンすると考える人は、「転職者は新しい組織での勤続期間がなく貢献していない」、「新しい仕事で最初から成果を出しにくい」、などという意見を持っています。他方、転職の年収がアップすると考えている方では、「スキルがあれば給料が高くなるのは当たり前のはず」、「既存の社員より重要な業務を担当するなら給料が高くてもおかしくない」、などの理由が多いです。

実際は転職者だから一律に年収がアップしたり、ダウンしたりするわけではなく、その当事者の状況によって異なるものです。具体的には、転職者の年齢、従事してきた業種や職種、志望するビジネス分野、習得したスキルや資格、転職の回数などの要因が転職した場合の平均年収に影響します。これらの要因は転職者ごとに異なるので、その方の状況により結果として平均年収がアップしたりダウンしたりするわけです。転職すれば給料が上がる、というようなうわさが世間では流れていることもありますが、実際には転職者ごとの状況次第ということを認識して転職を考えたほうがよいでしょう。

■平均年収がダウンしやすい転職とは

転職者の平均年収がダウンしやすいケースは、高年齢での転職、異業種への転職、役職が降下する転職、不況業種などへの転職、収入の交渉をしない転職、などが挙げられます。職種などによって異なりますが、高年齢になるほど転職した場合の平均年収はダウンする傾向がみられます。特に40歳以上になるとダウンする確率が高くなるので、転職を考えられている方は早めに決断したほうがよいかもしれません。

また、今まで培ってきた知識やスキルを活かせない異業種へ転職する場合も平均年収がダウンする確率が高いといえるでしょう。転職先では即戦力となる方を求める傾向があるので、必要とされるスキルなどが不足しているとどうしても給料は下がりやすくなります。ほかにも部長や課長などの役職があった方が一般社員となる転職では、今までのような役職手当が出ないこともあり、どうしても平均年収はダウンしやすくなるでしょう。

さらに衰退業種・不況業種といわれる業界や企業に転職した場合、以前よりも平均年収がダウンする可能性が高まります。やむを得ない事情がある場合は別として、転職先の景気や業績の動向をしっかり分析して転職先を考える必要があります。また、どのような業種や業界の企業であっても入社する際に自分の給料を含めた処遇条件をしっかり交渉しないと平均年収はダウンする恐れがあります。採用側としてはできるだけ人件費をおさえたいと考えて最初から高額な給料を提示しないこともあるので、提示額に不満がある場合は特に交渉したほうがよいかもしれません。

■平均年収がアップしやすい転職とは

転職の平均年収がアップしやすいケースは、有利な年齢での転職、経験やスキルが活かせる転職、役職が付く転職、好調な業績の企業などへの転職、初回の転職、などがあります。転職者全体の中では30歳前後で転職される方が多くおられますが、この年齢層での転職の場合、平均年収がアップする確率も他の年齢層よりも高いです。もちろん年齢だけで給料が高くなるわけではありませんが、最も需要が多い年齢層なので収入面の条件もよくなる傾向があるといえるでしょう。

また、同業種や同職種へ転職する場合も平均年収がアップする傾向がみられます。今まで勤務した企業や業界での知識と経験、そして身に着けたスキルは同業種の企業や同職種ならすぐに役立つので、転職者は即戦力として評価されやすいです。その結果、転職者の給料もアップされやすいのかもしれません。

ほかには転職して管理職なったり、業績が好調な業界やその企業に転職したりするケースも平均年収がアップしやすいでしょう。例えば、中堅企業から成長著しいベンチャー企業などの部長や役員などになって大幅に年収が増えることもあります。 転職の回数で平均年収のアップのしやすさを考えた場合、初回が最もアップしやすく回数が増えるとアップしにくい傾向がみられます。ただし、転職でキャリアを重ね各々の勤務先で実績を残している方は回数が多くても高額な収入を得て平均年収を大幅に増加させていることもあります。

以上のように転職すれば収入がアップするとか、転職者だから平均年収がダウンする、という単純な話ではなく、各々の転職者の状況によって平均年収の増減が決まってくるのです。つまり、転職が有利か不利かはその方次第ということになるので、自分の状況をよく分析して、収入アップにつながる要素が何であるかを確かめ転職するビジネス分野や企業を検討する必要があるでしょう。