総合30代のキャリアの志向性、「大企業の中で昇格・昇進したい」が最多
今年は、リーマン・ショック後低下していた学生の大手志向が6年ぶりに上昇したと報じられ、同時に採用ミスマッチが懸念された。人材総合サービスを提供するエン・ジャパンが運営する人材紹介会社集合サイト『[en]転職コンサルタント』上で、サイト利用者1,800名を対象に「キャリアの充実度と志向性」についてアンケート調査を行なった。
大手志向は学生だけではなく、ミドル層といわれる30代でも高いことがわかった。今後のキャリアの志向性として、30代で最も多かったのは「規模の大きな企業の中で、昇格・昇進する」で44%。40代・50代で最も多かったのは「新興企業の中で企業の成長に貢献する」で、40代では50%、50代では59%だった。
■年代が上がるほど、キャリアの充実度も高まる傾向に
これまでの自分のキャリアが充実していたかどうかを聞いたところ、68%の人が「充実していた」と回答。また、年齢が上がるほど、「充実していた」と回答した割合が高くなることがわかる結果となった。
■キャリアが充実していたとした理由、第1位は「仕事を通じて自己成長ができた」から
「キャリアが充実していた」と回答した人にその理由を聞いてみると、最も多かったのは「仕事を通じて自己実現ができた」からだった。年代別では、30代と、40代以降を比較して最もポイントの差がついた理由は「やり甲斐や達成感を味わえる仕事ができた」からで、12ポイント以上の差がついている。
■キャリアが充実していなかった理由、第一位は「給与水準」
「キャリアが充実していなかった」と回答した人にその理由を聞いてみると、最も多かったのは「給与水準」だった。また、30代では「給与水準」と回答した人が多かったのに対し、50代では「自分のやりたいことができなかった」という回答が最多であることから、年齢を重ねると「給与」よりも「やりたいことができるかどうか」がキャリアの充実度に影響するようだ。
■今後のキャリア志向性は、30代と40代・50代では異なる結果に
今後のキャリア志向性について聞いたところ、30代は「規模の大きな企業の中で、昇格・昇進する」が第1位となった。一方、40代・50代では「新興企業の中で、企業の成長に貢献する」が第1位となっている。コメントを見ても、30代は「安定志向」が強く、40代・50代は「成長意欲」が強いという傾向がうかがえる結果となった。
■仕事を通じて得たいもの・実現したいことも年代によって異なる回答
仕事を通じて得たいもの・実現したいことについて聞いたところ、30代は「仕事を通じて自己成長をしたい」という回答が最多となった。40代以上では「やり甲斐や達成感を味わいたい」が最も多い回答となっている。若いうちは自分自身に力をつけ、成長することが必要だと考えるものの、年齢が上がるにつれ、自分の経験やスキルを生かして、やり甲斐や達成感を味わえるような仕事をしたいと考えるようになるようだ。