中途2016年、今後の20代の転職動向とは?
「今年、求人はどうなんだろう?」今から転職を考えている20代の皆さんが気になるところですよね。今回は、2016年の転職市場全体の動向について最新の情報をお伝えしたいと思います。
上半期の予想
厚生労働省1月発表の2015年11月の有効求人倍率(仕事を探している人1人あたり何件の求人があるか)は1.25倍で、前月を引き続き上回っています。昨年はずっと求人が好調でしたが、今年も事業投資の積極化やオリンピック、外国人観光客の増加関連の需要などで上向きをキープすると予想されます。業界や職種ごとに動向を見ていきましょう。
好調な業界・職種は?
IT・通信業界
企業は引き続きIT投資に積極的で、ビッグデータやモノとモノのつながり(Machine to Machine)などの活用を進め、新たなビジネスを創出しようとしています。一方でこれに対応するための人材が不足している状況が続いています。IT系のエンジニアの募集はこれからも増えるでしょう。
土木・建築業界
社会インフラの老朽化、耐震・免振化、震災からの復興、東京オリンピック関連の工事などさまざまな需要があり、土木・建築系は今でも高い求人状況。今までの技術職の高齢化もあり、若手の人材がますます足りないのが現状です。
保育業界
女性活躍推進が国の施策として大きく拡大し、保育園、保育サービスのニーズはますます高まっています。企業の新規参入も増え、保育士に限らず様々なサービスの求人が増加するでしょう。
企画・マーケティング職
前述のように企業はIT化を推し進めようとする傾向ですので、そのデータを活用するWeb系のマーケティングについても需要が高まっています。
営業職
ゆるやかに上昇傾向です。企業が事業投資、新商品開発やマーケット拡大に積極的なため、それに伴い、商品を売る営業の人材も必要なためです。
製造系のエンジニア
製造業の業績は引き続き好調で、自動化や工作機械の導入、IT化、エコ化など様々な部分に投資をしようとしている企業が多く、エンジニアの求人は増加傾向が続くでしょう。
人事、経理、総務、管理系
マイナンバー制度開始、消費税率変更などが今後目白押しなこと、採用が売り手市場で厳しく人事の業務が増加していること、M&A、事業提携、海外進出など企業の事業拡大に伴う業務の増加が見込まれることなどから、増加傾向とみられます。
状況が厳しい業界・職種は?
全体的に好調をキープしていますが、ニーズが厳しいことが予想される業界や職種も見ておきましょう。
メディア、印刷、出版業界
書籍の売上減少、Web化の反面テレビなどマスのメディアへの広告出稿量の減少などからこの業界は業績が厳しく、求人も好調とは言えません。
一般事務、事務アシスタント
前述の通り、人事、経理など専門職の求人は増える見込みがありますが、IT化、省力化が進む現状、事務アシスタントのみ、一般的な業務処理のみの正社員の求人は少なくなっていくでしょう。
20代の転職への好材料は
動向を見て「経験豊富な人じゃないと応募できないのでは?」と思った人もいるかもしれません。実はそうではなく、若手にチャンスが広がってきています。
2016年卒の新卒採用の求人数が好調だったことは皆さんもご存じかと思いますが、採用が上手く行かなかった企業も多数あり、人材不足で次の新卒を待つことはできず、第二新卒の採用強化にシフトしてきています。また、エンジニアなどの専門職を募集している場合も、即戦力となる経験者が採用できないため、若手を育成してでも人材を確保したいと考える企業も多いのです。女性については国の方針もあり、今後女性管理職の割合を大きく引き上げたいと考える企業も多く、採用に積極的だという好材料もあります。
中国経済の動向などもありますが、上半期については、転職市場に大きな打撃を与えるような材料ではないでしょう。皆さんもぜひチャンスの広がっている今、たくさんの求人を探してみてください。