アルバイト・パート首都圏のパート・アルバイト平均時給が過去最高更新 7カ月連続
1,027円は、首都圏のパート・アルバイトの平均時給を示した最新の金額で、これまでどんどん上がり続けてきた結果、20日、また過去最高を更新した。
今、働く現場では、何が起きているのか。
東京都内の繁華街でよく目につくものといえば、スタッフ募集の紙。
時給1,000円以上の店や、1,200円から1,500円という店など、時給1,000円以上のスタッフ募集がいたるところにあった。
求人情報を掲載するフリーペーパーを見ても、1,100円以上、1,200円以上、1,500円以上というのもあった。
東京都心では、スーパーやコンビニエンスストアなど、あらゆる職種で、もはや時給1,000円以下を探す方が難しいほどだった。
3年前に生花店でアルバイトしていた20代女性は「うらやましいです。わたしたちのころ、そんなに高くなかったし。一番最初に入った時に800円台で、そこから上がって900円台に」と話した。
20年前に保育士のパートをしていた70代女性は「保育士、20年ぐらいたってるかな。わたしなんか、時給数百円よね」と話した。
20日に発表された、アルバイト・パート募集時の平均時給データによると、首都圏の平均時給は、2015年より22円アップし、1,027円と、過去最高を更新した。
また、首都圏を含む3大都市圏の平均募集時給も上昇傾向にあり、7カ月連続で、過去最高を更新し続けている。
都内にあるイタリアンレストラン「パレルモ赤坂店」の店頭の募集広告には、時給1,100円と書かれていた。
2015年7月から働く女性スタッフに話を聞くと「時給が、1,000円から100円アップして、1,100円になりました。だいたい、1カ月で7,000円ぐらい上がった」と話した。
この店では、2015年9月からスタッフの募集時給を100円上げ、働いているスタッフ全体の時給も、100円ほどアップさせたという。
パレルモ赤坂店のスタッフは「生活費とかが、時給が上がると楽になるので、助かるし、うれしいなって」と話した。
それにしても、なぜ今、アルバイトやパートの時給が上がり続けているのか。
株式会社リクルートジョブズの宇佐川 邦子氏は「少子高齢化で、働く方が非常に減っている。景況感が良くなると、以前は求人を出していない業界も、求人を始めたため、人手不足で、全体的に給料が上がってきた」と話した。
少子高齢化で、働き手が減る一方で、景気の回復とともに、新規出店が増え、人材を確保する必要から、時給が上昇しているという。
雇う側も、その現状を実感している。
パレルモ赤坂店の加藤 晋店長は「アルバイトの募集を出しても、人が集まらなかった。近隣の同業態の店の時給を調査したら、うちの店が低かった。時給を上げることが、1つの応募動機につながるかなと」と話した。
しかし、今後については不安もあるという。
加藤店長は「横並びになって、時給を上げる店もあるだろうし、いろいろ考えていかないといけない。時給以上に、お店で働ける価値観を見いださせてあげたい」と話した。
首都圏の時給は、どこまで上がり続けるのか。
競争の終わりは、まだ見えてきていない。