「市場の魅力向上につなげる」日本人材派遣協会の水田正道会長 改正労働者派遣法施行

派遣「市場の魅力向上につなげる」日本人材派遣協会の水田正道会長 改正労働者派遣法施行

30日の改正労働者派遣法施行を前に、日本人材派遣協会の水田正道会長(テンプスタッフ社長)に業界としての対応を聞いた。水田氏は「(改正法による)派遣社員のキャリア形成や雇用安定措置の義務化を、派遣市場の魅力向上につなげたい」と強調した。

--改正への評価は

「秘書などの『専門26業務』の規定がなくなるなど、分かりやすい制度になったことが最も評価できる。さらに研修の義務化などの派遣社員のキャリア形成、契約期間の終了後に派遣先への直接雇用を依頼するといった雇用安定措置の義務化は、派遣会社の社会的責任を高めることにつながる。これに積極的に取り組むことで派遣市場を魅力あるものにしていきたい」

--コスト負担は

「これらの対応はすべての派遣会社に平等にかかるものだ。当然、派遣先企業にもその負担をお願いすることになり、実際にはコストは吸収できる」

--成立から施行まで期間が短いが

「制度の経過措置期間もあるだけに、派遣先や派遣社員には特に混乱はない。ただ、派遣会社はシステム改修は不可欠だが、これに遅れが出ている」

--今後の派遣市場をどうみる

「国内では人手不足が深刻になっている。大きな原因でもある雇用のミスマッチの最小化に派遣市場が役立つと同時に、生産性向上にも貢献するような産業にしていく必要がある」