新卒高卒求人18年ぶり3000人超 7月末現在
来春卒業予定の高校生の採用活動が解禁され、就職活動が本格化した。景気が回復傾向にある中、7月末現在、県内の高卒求人倍率は1・62倍となり、前年同月と比べて0・36ポイント改善。求人数はこの時期としては18年ぶりに3000人を上回るなど、売り手市場が続く。ただ、例年、県内に就職する高校生は5割程度で、「地元定着」という課題もある。(後田ひろえ)
鹿児島労働局によると、来春卒業の高校生を対象とした求人数は7月末で3521人で、前年同月比で3割近く増加した。2003年度にはこの時期の求人数が4分の1の865人に落ち込んでいたが、この数年は増加傾向となっている。県内で求職する高校生は前年同月比0・3%減の2177人だった。
業績が伸びている電子部品や食品製造など製造業での求人増加が目立っているほか、海外からの観光客が増えているとしてホテルやレジャー施設などのサービス業でも求人が増えた。
一方、今春卒業した高校生の県内就職率は51・9%、昨春は54・3%と5割程度で推移している。県と労働局は、県内での就職率を高めようと、県内企業に対し、早めの求人票提出や、1、2年生を対象としたインターンシップ(就業体験)の受け入れなどを求めている。10月末には、就職先が決まってない生徒を対象に、県内企業約50社を集めた就職面接会を開く。
鹿児島労働局地方訓練受講者支援室は「学校と連携し、一人でも多くの生徒の希望がかなうよう、また、売り手市場なので地元企業が必要な人材を確保できるようマッチングを支援したい」としている。