がん患者の就労、政府が支援 ハローワークが病院出張

総合がん患者の就労、政府が支援 ハローワークが病院出張

厚生労働省は、現役世代のがん患者が治療を受けながら働き続けられるよう、全国のがん診療連携拠点病院にハローワーク職員を出張させ、患者の就労支援に当たらせる。2016年度予算の概算要求に2億5000万円を計上し、一部で実施しているモデル事業を拡大する。

拠点病院への職員派遣は13年度に、がんや肝炎など治療が長期にわたる患者を支援するモデル事業として始まり、15年度は15都道府県の16のハローワークから、20病院に職員が派遣された。

16年度の病院数は確定していないが、全都道府県で少なくとも1カ所のハローワークが実施する。14年度のデータでは、新規就職を希望した12都府県の患者479人のうち209人が就職したという。

ハローワークの「就職支援ナビゲーター」が病院に定期的に出張し、がん患者の就職や転職の相談に応じる。通院や治療の副作用など働き方の制約にも配慮しながら、希望に合う企業の求人情報を探し、企業側と勤務条件について話し合い、職場への定着も支援する。