アルバイト・パート「an」首都圏で休刊 インテリジェンス、ネット発信に一本化
人材サービス大手のインテリジェンスは週刊のアルバイト無料情報誌「an」の発行体制を見直す。首都圏で紙媒体の発行を11月下旬で取りやめ、スマートフォン(スマホ)用サイトなどネットによる情報発信に一本化する。印刷や配送のコストをなくし、利用者が増えているネットに投資を集中する。
全国の大都市圏で発行している14の地域版のうち、首都圏の鉄道駅やコンビニエンスストアで配布している4つの版を11月23日に発行される号を最後に休刊。11月下旬からパソコンとスマホの情報提供だけにする。
関西と東海、札幌、福岡で発行する10の地域版は紙媒体の発行を当面続ける。ネット媒体の利用状況などを見極めて存廃を改めて検討する。
anは各地域で数十ページの情報誌を毎週発行しつつ、同じ情報をネット媒体でも掲載していた。ネットの利用は年々増えており、2月には無料対話アプリ「LINE(ライン)」で求人を探せるサービスを開始。登録者は500万人を超えた。
anは出版社の学生援護会が1967年2月に「アルバイトニュース速報」として発刊。86年に現在の名称に変わった。2006年にインテリジェンスが同社を買収し、事業を引き継いでいる。
特に首都圏はネット利用が多く「紙媒体はコストに見合わなくなった」(同社)という。今後はスマホ用サイトなどネット媒体の機能拡充を検討する。