リクルート、4~6月経常益4%減 海外投資が重荷

総合リクルート、4~6月経常益4%減 海外投資が重荷

リクルートホールディングスが10日発表した2015年4~6月期の連結決算は、経常利益が前年同期比4%減の317億円だった。海外で長期的な成長を目指したM&A(合併・買収)で生じるのれん償却費が重荷となった。主要事業では好調が持続し、投資有価証券売却益55億円を特別利益に計上したことなどから純利益は20%増の222億円だった。

売上高は13%増の3441億円だった。人材派遣会社の豪ピープルバンク社など買収した海外企業の効果で伸びた。

同社が経営指標として重視するEBITDA(償却前の営業利益)は5%増の497億円だった。国内の景気回復により、人材募集と人材派遣が共に好調だった。訪日外国人の増加により客室単価が上昇したことが波及し、販促メディア事業では旅行分野が伸びた。

16年3月期通期の業績見通しは据え置いた。売上高は19%増の1兆5500億円、EBITDAは5%増の2010億円、純利益は7%減の650億円の見通し。「旅行や美容は想定より好調で、計画より強含みで推移している」(佐川恵一取締役)という。買収した人材派遣の豪チャンドラー社は7~9月期から寄与する。