女性雇用NOKIOO、中小の女性活用支援
ITコンサルティング会社のNOKIOO(ノキオ、浜松市、小川健三社長)は中小企業の女性活用を支援する。若手女性社員を対象にした勉強会を開き、仕事と家庭の両立や将来のキャリアプランの設計などのノウハウを提供する。仕事に対する意欲を高め、結婚や出産を機にした離職の防止につなげる。
勉強会は結婚や出産をしていない20~30歳代の女性が働く静岡県内の中小企業を中心に参加を呼び掛ける。1クラスは15人程度で、1回当たり2時間の勉強会を2~3カ月かけて7回実施。初回は5月22日で、2014年度中に浜松市か静岡市で計7クラスを開く。
14年度は女性活用を促す事業として県の委託事業に指定されたため、県が事業費の一部を助成。受講料の企業負担は女性社員1人につき3万円(税別)。
勉強会では講師らを招き、体験談も交えて結婚後も女性が働き続けることの利点や方法を伝える。まず、参加者が将来のマネープランとキャリアプランを立案。仕事と家庭を両立するために仕事の能率を高める方法や、女性の視点を生かした仕事の進め方、夫に家事の協力を得る際の心得、子供の保育園探しなどを紹介する。
女性社員だけでなく社内の意識も変えるため、女性社員の上司が参加する勉強会も開催。女性活用の必要性を説明するとともに、女性社員との意思疎通や指導のポイントなどを指南する。
国内では今後、人口減が加速する見通しで、女性の活用策は大きな課題の一つになっている。同社は「子育て支援などの制度が整っている大手企業に比べ、中小企業では女性活用に対する意識が低く、女性社員が結婚や出産で辞めるケースが多い」とし、女性活用を通じ、生産性の向上や人材育成コストの削減につなげたい中小企業の需要取り込みを狙う。