転職も見た目が9割!?「顔採用」は悪ではない

総合転職も見た目が9割!?「顔採用」は悪ではない

「顔採用」とはいったい何か?

「あの会社は顔採用をしているのではないか」という、まことしやかなうわさ話が話題になることがあります。では本当にそういう会社があるのかといえば、答えは「イエス」。どうしてきっぱり答えられるのかといえば、当社が顔採用をしているからです。

異性に「モテる人」は転職市場でもひっぱりだこ!

 

実際、よく社員を連れていく和食店の店員さんからは「社長のところは本当に可愛い子が多いね」と言われますし、私も本当にそう思います。

ただし、私が顔採用と言っているのは単なる顔の目鼻立ちの美しさによる採用ではなく、表情の良し悪しによる採用です。つまり、その人が表情美人、表情男前であるかどうか。一見、表情が悪くてもちょっと見せる笑顔が魅力的な人なら採用することもありますし、逆に表面的にはニコニコしていてもわざとらしかったり薄っぺらかったりする人は採用しません。

これは「モテる人・モテない人」といったほうがわかりやすいかもしれません。顔のパーツが整った美男美女でもモテない人がいる一方、顔のパーツや配置はそれほどでもないのによくモテる、という人もいます。その違いには多くの場合、表情の豊かさが強く作用しているものです。

場は表情でリードできる!

当社では転職面接を予定している方のなかから希望者に対し、「面接道場」というコミュニケーションプログラムを実施しています。これは実際の面接を想定したやり取りを行ったうえで、改善点をフィードバックするというトレーニングです。

面接道場でもっとも指摘することが多いのが、やはり表情に関することです。たとえば必要以上に緊張し過ぎるためか表情がこわばり、場づくりに非協力的な雰囲気さえ感じられる参加者がいたりします。

「自己紹介でお話された仕事をしているとき、楽しくなかったんですか」

「いえ、楽しかったです」

「だったら楽しそうな顔をして話をしましょう。面接官となごやかな雰囲気でお話をしたくはないんですか」

「いえ、なごやかに話をしたいです」

「だったらなごやかな雰囲気で話をしたいという表情で話をしましょう。そんなに怖い表情をしていたら、なごやかな雰囲気になるものもなりませんよ」

「なるほど……」

本人に悪気はないのでしょうが、面接の緊張で硬くなり表情がこわばるため、怖い印象を相手に与える人は少なくありません。しかも面接の段階があがっていくにつれ緊張感はますます強くなっていきますから、ますます怖い印象になってしまう。

緊張しても怖い印象を与えず、なごやかな雰囲気で話をするためにはどうすればよいか。それには「なごやかな雰囲気で話をしたい」という表情で話をすることです。

別の言い方をすると、大切なのは自分の表情でその場をリードすることです。相手の話を聞く時も、自分がずっと無表情でいたら相手は「この人、私の話に興味ないのかな」と感じ、話す気を失ってしまうでしょう。相手からよい話を引き出したいのなら、ちゃんと相手の目を見たりうなずいたりして「あなたの話を興味深く聞いています」と表情で伝える必要があるのです。

表情を豊かにすると
物事が良い方向に回り始める

ちゃんと表情をつくって話をすると、相手もよく話を聞いてくれるようになります。すると話をするほうは「もっときちんと伝えたい」というパワーが強くなります。その結果、どこかから正解探しをしてきた感のある上っ面な言葉ではなく、自ずと前向きで、自分の気持ちのなかから見つけ出した言葉が出てくるようになる。表情がないとそういう言葉は出てきません。

実際、表情の乏しかった人に面接道場で「お客様に対し自分の話を聞いてもらいたいという気持ちでにこやかに話をするときと同じように自己紹介をしましょう」と指導すると、使う言葉も自己紹介の仕方も大いに変わり、相手に伝わるインパクトも2倍、3倍になります。表情を豊かにすると、いろいろなことが良い方向に回り始めるのです。

当社が顔採用で表情のよい人を採っている真意はそうしたところにあります。何より顔採用で採ったと言われれば、社員も悪い気はしません(笑)。