就活新ルール「不満」半数以上 採用数の見通し立たず

新卒就活新ルール「不満」半数以上 採用数の見通し立たず

経団連による就職活動の新ルールについて不満を募らす経営者が多いことが分かった。経団連は2016年春卒業の採用から面接など選考の解禁を大学4年の4月から8月に遅らせるなどの指針を出した。これについて半数以上の経営者が「不満だ」と答えた。選考期間の短縮や、経団連の非加盟企業が従来の採用を続けるなどの混乱を問題視している。

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就活の新ルールについて「どちらかというと不満」が45.9%、「大変不満」も8.1%いた。「どちらかというと満足」は25.0%にとどまり、「大変満足」と答えた経営者は1人だった。

不満の理由を3つまで聞いたところ「採用数の見通しが立たない」「他社との競争が激しくなった」がともに36.3%でトップ。人材獲得競争が激しくなるなかで、10月の内定式までの選考期間が8月からわずか2カ月しかない。「広報活動が短くなった」「採用コストが増えた」という声も目立った。

半年前と比べた人手不足感は「変わらない」が8割。「不足感がやや強まった」が12.8%だった。東北の復興事業や2020年の東京五輪などで需要が高まっている建設や慢性的に人手が足りない小売りで多かった。