総合今年5月の転職求人倍率は1.21倍、求人数、転職希望者数ともに過去最高値を更新
株式会社インテリジェンスが運営する転職サービス「DODA(デューダ)」は、2015年5月の転職求人倍率をまとめた「DODA 転職求人倍率レポート」を発表した。これによると、2015年5月の求人倍率は1.21倍、求人数は前年比+23.9%、前月比+0.6%、転職希望者数は前年比+23.0%、前月比+4.8%だった。
求人数は6カ月連続で調査開始(2008年1月)以来、最高値を更新。転職希望者数は全業職種において増加し、最高値を記録した。求人数は堅調に増加しているが、転職希望者数の伸びが上回ったことで、求人倍率は4カ月ぶりに下降している。
業種別では、前月比では下降しているものの「IT/通信」(2.67倍)が最も高く、次いで「メディカル」(1.77倍)、「サービス」(1.38倍)いう結果に。倍率の上昇が見られたのは「メディカル」と「メディア」(1.09倍)で「メディア」は求人数、転職希望者数ともに調査開始以来の最高値を更新している。
職種別では、「技術系(IT/通信)」(3.10倍)が最も高く、「専門職」(2.17
倍)、技術系(電気/機械)(2.12倍)と続いている。唯一求人倍率が上昇したのは「販売/サービス」(0.57倍)で、求人数、転職希望者数ともに最高値を更新した。
※転職求人倍率は、ホワイトカラー層を中心とした転職マーケットにおける需給バラ
ンスを表すもの。DODA転職支援サービス登録者(転職希望者)1名に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値。※算出式/転職求人倍率=求人数(採用予定人員)÷転職希望者数
今回の発表内容について、DODA編集長の木下学氏は以下のようにコメントしている。
5月は、求人数、転職希望者数ともに最高値を記録しました。転職希望者数の伸びが顕著で、求人倍率は4カ月ぶりに下降。選択肢が広がる中、時間をかけて慎重に転職活動をする人が増えてきています。求人数増加率は、「技術系(IT/通信)」職種が2014年2月以来15カ月ぶりに前月比-1.7%で減少。社内SEやITコンサルタントなど上流工程の新規採用は増えていますが、これまで増加し続けていた保守・運用分野の採用数が減少し、全体が高止まりしています。
一方で、求人数が増加しているのは「メディア」「メディカル」業界です。好調な業績を受け、広告代理店やWebマーケティング関連の新規採用数は首都圏のみならず関西でも増加しています。「メディカル」では、早くも10月入社に向けた採用が始まっています。企業の採用意欲は引き続き高く、5月には数年ぶりの中途採用に踏み切る企業も多く見られました。求人数、転職希望者数ともに緩やかに増加傾向が続き、活況はしばらく続く見込みです。
