中途採用人材の多様化に対応 転職先情報をSNSで詳しく
交流サイト(SNS)を使った採用活動は広がっている。フェイスブックを使った採用を企業に助言するソーシャルリクルーティング(東京・渋谷)によると、採用にSNSを利用する企業は「2011年に3社だったが、14年は3000~4000社に増えそう」という。パナソニックや楽天など大手企業も海外人材の採用に活用する。
背景には「企業の採用戦略が複雑化している」(春日博文代表)ことがある。大量の新卒を一括して採用するのではなく、海外経験のあるグローバル人材や専門知識を持つ理系学生など求める人材は多様化している。スマートフォンの普及によりSNSで情報を発信する学生が増えており、これを活用すればほしい人材に企業は直接アプローチしやすいという。
同社はSNSを使い、海外や地方に住む学生を日本の大都市の企業に紹介する事業を開始。初めの段階の面接はインターネットにするなど時間や費用の負担を軽くしている。i―plug(大阪市)も海外の日本人留学生や理系学生向けの採用サイトを開いている。
経団連は採用選考に関わる企業の倫理憲章を見直し、16年の卒業生から就職活動の解禁日は従来より3カ月遅い3月になる。企業が広報活動にかける時間が短くなることも「SNS採用」の普及を後押ししそうだ。