総合就活中に聞けない質問、「将来的な給与」53% 一方、離職を考える最多要因は「給与に不満」
2016年の卒業予定者から就活の解禁時期が12月から3月に繰り下げになり、学生たちは戸惑いながらも就活をスタートさせている。学生たちはどんな企業を求めて活動しているのだろうか。
マクロミルは3月13日から16日にかけて、1都6県(茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県)に住む就職活動中の大学3年生と大学院1年生を対象に「就職活動に関する調査」を実施し、その結果を3月27日に発表した。有効回答数は300。
まず、企業を選ぶ際、その企業についてどのような情報を知りたいのか、複数回答で聞いたところ、最も多かったのは「社風・雰囲気」の63.7%だった。以下、「将来的な給与」の58.0%、「職場の環境」の54.7%、「福利厚生」の53.3%と続いた。
一方、説明会や面接で本当は聞きたいけど聞けない企業の情報を複数回答で聞いたところ、「将来的な給与」が53.0%で最も多く、以下、「休暇のとりやすさ」の49.0%、「平均的な残業時間」の35.3%、「福利厚生」の23.0%と続いた。
具体的な待遇面については関心が高いものの、質問しづらいことからなかなか聞き出せないでいる様子が判明した。
ただ、待遇面については事前に確認しておかないと、それがもとで将来、離職につながる可能性もあるようだ。
日本法規情報が3月28日に発表した「労働問題に関する意識調査」(調査期間は3月8日~25日 有効回答数は631名)の結果によると、今の会社を辞めようと考えたことがあるか聞いたところ、72%の人が「ある」と回答した。「不満はあるが、辞めようと考えたことはない」は21%、「不満はなく、辞めようも考えたことはない」は7%。
そこで、会社に対する不満について具体的に聞いたところ、「賃金・給与に不満がある」と回答した人が21%で最も多かった。以下は「職場の上司に不満がある」の20%、「仕事内容に興味が持てない」「職場の同僚に不満がある」の12%、「ブラック企業である」「仕事内容に満足できない」の10%など。
職場の雰囲気や人間関係もさることながら、待遇面に関する不満が離職を考える原因になっていることが分かる。就活で待遇面についての質問はしづらいかもしれないが、しっかりと確認しておく必要がありそうだ。