派遣三井物産、米国の人材派遣会社を買収 50万人の医療人
三井物産は27日、医療関連に特化した米国の人材派遣会社を買収したと発表した。米国の医師や理学療法士など約50万人の医療人材が登録している準大手の派遣会社で、全米約2000カ所の医療機関に人材を紹介している。三井物産が出資先を通じてアジア諸国で運営している大型病院などに医師を派遣することも検討している。
医療人材派遣のデルタ・カンパニーズ(テキサス州)を買収した。買収額は非公表だが、70億~80億円程度とみられる。米国には約1500社の医療人材を専門とする派遣会社があるが、デルタは売上高が約7800万ドル(約78億円)で業界14位に位置するという。
同社には米国の医師22万人のほか、理学療法士・言語療法士など28万人が登録している。米国の医療従事者は2020年までに13年比で30~40%増えると同国政府は見ている。現在約1兆円といわれる米国の医療機関向け人材派遣市場規模は拡大が確実と三井物産は判断した。
アジアなど世界各国で医師不足が予想されることから、米国以外への人材派遣も検討する。