総合正社員への就職率改善 男女格差は拡大
全国のハローワークの求人などのデータをNHKが独自に分析したところ、求職者の正社員への就職率は、建設や土木で大幅に改善したこともあり昨年度20%を超え、3年前より3ポイント近く高くなったことが分かりました。
一方、女性の就職率の改善は平均を下回り、男女の格差は広がる形となりました。
NHKは、全国のハローワークに寄せられた昨年度までの3年間の延べ5000万件分に上る求人や求職者などのデータを入手し、独自に分析しました。
その結果、昨年度、求職者のうち希望して正社員として就職できた人は延べ88万人余りに上り、就職率は20.2%でした。
これは3年前の平成23年度と比べると2.7ポイント改善していました。
このうち「建設の職業」では、就職率は11.3ポイント上がって56.1%、「土木の職業」では11.1ポイント上昇して39.9%となり、大幅に改善しています。
一方、男女別では、男性の就職率が22.6%だったのに対して、女性は改善が平均を下回った結果、17.1%にとどまり、男女の格差は広がる形となりました。
雇用の問題に詳しい慶應大学の樋口美雄教授は「この3年間は建設業など男性が多く働く産業で急激に求人が伸びたため、景気回復の恩恵が女性より男性に強く出たのではないか」と話しています。