再就職編(11)「ダイレクト・リクルーティング」が動き始めた

総合再就職編(11)「ダイレクト・リクルーティング」が動き始めた

ネットの普及でリクルーティングのあり方が大きく変わろうとしている。これまでは、人材紹介会社や知人からの紹介や、求人広告に応募するという方法が一般的だった。何がどう変わったのか。


■ダイレクト・リクルーティングも選択肢のひとつ

ビズリーチは2009年4月に、ハイクラスの求職者に特化した会員制転職サイトを開設した。現在36万人超の個人会員が登録しており、管理職、専門職やグローバル人材が多いためか、6割以上が40代と50代で、平均年齢は43歳だ。2500社を超える企業や非公開の求人情報も持つ1000人超のヘッドハンターもこのサイトを利用している。

このサイトは「個人と企業が出会うためのプラットホーム」を提供しているという。求職者は、自分の職務経歴、コアスキルや希望条件などを登録することで、求人企業やヘッドハンターからのオファーを得ることができる。匿名で登録し、現在の勤務先や関連会社などについては、自分の職務経歴書を非公開とすることもできるので、安心して職務経歴を公開できるわけだ。

また、求人企業にとっては、一定のレベルの登録者の中から、自社の採用条件にあった人材を探し出すことができるので、効率的でコスト的にもメリットがある。

このように求人広告や人材紹介会社を通さず、直接求職者にアプローチする「ダイレクト・リクルーティング」の手法は、日本ではこれからだが、すでにグローバル企業では当然のこととして行われている。管理職や専門職などの高度な採用ニーズや採用条件を明確にできている企業では、このダイレクト・リクルーティングの活用がすすむはずだ。

■ヘッドハンターへの相談も

では、登録さえすれば、企業やヘッドハンターからどんどんオファーが舞い込んでくるかといえば、そんなに甘くはない。年齢が上がれば、当然スカウト件数も激減するし、採用条件も厳しくなる。オレンジ世代の転職、再就職には、戦略と戦術は不可欠だ。

自分の職務経歴やコアスキルを、どのような業界・企業、分野なら高く評価してもらえるか。また、職務経歴やコアスキルの書き方や希望条件をどのように設定すればよいのか、迷うこともでてくる。

そんなとき、ビズリーチの有料会員であればアドバイスをしてくれるのが登録ヘッドハンターだ。審査を通ったヘッドハンターが登録されており、担当業種や経験年数などの条件を設定して、自分に適切なヘッドハンターを探し出しコンタクトできる仕組みが用意されている。ヘッドハンターのプロフィルや強みを知った上でコンタクトできるので、求職者としても安心して相談ができるだろう。

ビズリーチの利用料金は、ハイクラス会員の180日間コースで1カ月(30日間)ごとに3313円、2万円程度の自己投資だ。まずは無料会員登録で、サービスを試してみるのもよいかもしれない。