女性雇用女性の出産後復職、大企業で支援進む セミナーなど開催
大企業で出産後に復職した女性社員を支援する仕組みの整備が進み始めた。日立製作所は2012年から産休前の女性向けセミナーを開催。上司と復帰後のキャリア形成や働き方を話し合う場を設け、スムーズに職場へ戻れるようにしている。
調剤薬局大手のアインファーマシーズは産休・育休中の薬剤師向けに新薬の使い方や副作用などを教えるセミナーを開いている。薬剤師は高度な専門知識を求められる。休みの間でも最新の医療情報を学ぶ機会を設けることで、産休や育休が仕事にマイナスにならないように配慮している。
子どもを出産した女性社員が復職した後のキャリア形成を支援する動きもある。セブン&アイ・ホールディングスは子育てで長時間勤務が難しい社員でも管理職になれる制度を取り入れた。
「優秀な女性社員が復帰して能力を発揮することが会社全体の利益になるということを定着させる必要がある」と野村総合研究所の武田佳奈主任コンサルタントは職場全体の意識改革の重要性を説く。大成建設は13年から女性の部下を持つ男性管理職向けセミナーを始めた。「女性の部下を持った経験がなく、接し方が分からない男性社員が多い」(同社)ためで、妊娠や育児中の女性社員への対応などを学べるようにしている。